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作曲法について

よく教えてと聞かれるのですがたいした事してないです。わたしはメロから作るんではなくてコード進行を先につくるコード作曲法を取ってます。
コードをばらっと並べて、作りまくって、壊して、紡いでの繰り返し。
オケだけ作り上げてからあとは音楽理論に乗っ取ってメロを乗せてく感じでしょうか。

メロばかりは運次第だと思ってます。降ってこない時は諦めて寝るか他の事をします・・
根詰めても良い曲って案外できないものです。息抜きも作曲の大切な時間です。
ただ、経験的に「誰かのために」もしくはテーマを決めて書くと書きやすいと思います。
音楽は理論だてて理論だけで作曲してしまう事もできます・・でもそれでは「芸術」じゃない。
いかに想いを載せられるかが作曲家としての腕だと思うんです。

あと、オケがいい感じだと寝かせて久しぶりに聞くとメロディふってきて勢いで書けちゃう事が結構あります。メロが先に降ってきた時はコードを色々当てはめて自分的に「アリ」と思えるのを採用します。
ちなみに、これはレーベル副代表のザキさんの言葉を拝借すると「慣れ」です。

コツってほどでもないですが
1.和音に対する耳を磨く事(dimやテンションを使いこなす)
2.ツールを使いこなせるようになる。ドラムマシンやシンセ、アンプ、DAWなど。
3.素材集をスパイスにする(自分に無いセンスのものを加える事ができるので)
4.直感を大事にする

1について。
和音すなわちコードはその曲の世界観を決める大事なポイントです。
同じメロディでもマイナーコードを乗せるかメジャーコードを乗せるかでガラッと印象が変わりますよね。
コードに対する感覚や感性を磨いて行くと自然と不協和音や音のぶつかりなどもわかるようになります。(もちろんフルオーケストラとか複雑な曲を書く時はDAWのチェック機能を活用しますが。。)
好きな和音、音の響きを大事にしてください。それは「あなたの曲」「あなたらしさ」の根底です。

わたしは人の作曲を教える時、音楽理論をがっちがちに教えるのは嫌いです。でも音階や移調についてだけはしっかりと勉強してください。ちゃんとやっておくと、メロディはいいんだけどどのコードを乗せればいいのか解らない場面に遭遇した時にそのメロディが属しているキー(音階)を調べるのに役にたつはずです。

2について
「弘法筆を選ばず」ってのは個人的には嘘です。
良い機材や音源を使えば同じ曲でも光りますし、作業効率も影響します。
確かに機材が曲に与える影響は計り知れないものがありますが、むしろ機材を使いこなしているかどうかのが大事です。自分的にも耳の痛い言葉なんですが(^^;;;
自分が使いやすいと思えるツールを見つけてそれをきわめて下さい。

3について
1人の人間から出るメロディやコード進行なんて限りがあります。磨いて行く事は当然できますけどやっぱりそれでも限界ってあります。そんな時には多少お金はかかりますけど著作権フリーのMIDI素材をうまく使うといいです。音楽理論をある程度わかっていれば、コードを書き換えたりメロディに手を加えたりするだけで自分1人ではできないような曲が書ける事もあります。・・・でも、盗作は駄目ですよ?

4について
音楽は手紙や日記に似ています。想いを伝える道具です。
それを忘れずに良い作曲家さんになってください。

作曲を私に習いたいという方はたいした事は教えられないですがメッセージください。
無料で教えます。(出張の場合には交通費頂きます)基礎部分の音楽理論はスパルタ的に叩き込むのでそれだけ覚悟してくださいね(^^;

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